i科1年前期

はじめに

 はじめまして。あまりに手持ち無沙汰すぎて文章書きたい欲を消化すべくこの場を設けました。本日は手始めに、新入生向けに履修関連の情報をば。詳しい話は履修の手引きの実物だったり4月末のガイダンスを見てほしいんですが、それまでに少しでもみなさんの不安を解消できればと思います。

 

※この情報はあくまで2019年度の様子と、現在見える範囲での情報をもとにしたものです。詳しい情報は必ずご自分でCLASSなどで確認してください。新1年生はログインできるようになったらシラバスをいろいろ覗いてみてね...…

 

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時間割例(赤が必修)

~必修編~

英語:月3、金2

 i科はA,B,Cの3組に分かれて授業がありますが、9割方教員ガチャです。内容はそんな重くないです。TOEICとかの点数がいいと問答無用でSをかっさらえるので狙ってみてもいいかも。

 

計算機工学:月5

 計算機(コンピュータ)について学びます。ビット演算と暗号の話が主になるかな。要するに2進数が基盤にある話です。大事なので見慣れない概念だなと思ったらしっかり聞いておこう。

 

線形代数1:火1

 ざっくり言うとベクトル和とスカラー積でいろいろな計算をします。(1年の範囲では)行列がかなりのウエイトを占めます。計算量多めだけどネックは正直そこくらい......証明問題は反例探すのがちょい大変かも。

 

数学演習1:火2

 1限が講義で2限は演習です。内容が重い代わりに丁寧にやってくれるので、教科書見たりTAの院生に訊いたりして頑張って解こう。半期2回の小テストを目標にやっていくと多分楽。過去問は誰かにもらおうね。

 

離散数学:火3,4

 こっちは集合とか論理の話を扱います。気になる人は導入として「AND回路」とかでググってみてください。論理も半分くらいは日本語の問題なのでわけわかんなくなるポイントも少なからずあるでしょう......友達と議論して答え出すのが丸い気がします。指定参考書は要らないです。後述する「論理学」とは内容が酷似しています。

 

物理学1:火5

 前期は力学です。いよいよ微分積分を合法的に扱える段階に入るわけですが、それ以外はぶっちゃけ既知の内容です。試験としては、自分がどう理解しているか、よりも講義で何を伝えようとしていたか、について記述すると高評価な印象です。それが理科的に正しいのかは置いておいて......

 余談ですが、去年の物理学1は金4だったのが移動したみたいです。ただでさえ重かった火曜日が......という感じ。ご愁傷様です。

 

微分積分1:水1

 内容は実は8割方高校数学なんですが、舐めてると痛い目に合います(実体験)。講義は定理とその証明がメインですが、試験は計算メインです(当たり前か)。去年から教授が変わって一気に重くなりました......それでも高評価を取る人は普通に取るので結局は真剣さなんでしょう。

 

キャリアデザイン:水4

 前半はお遊びで、後半はICT(詳細はあえて書かないので自分で調べてください)についてグループ発表をするという課題が課されます。評価は運です。

 

情報処理演習:木4,5

 前期のメインイベント。パソコン関連の基本用語をさらった後、Excelでのデータ集計を触ります。それが終わるとHTMLという言語を学びます。ブラウザで右クリックして「ページのソースを表示」を選ぶと出てくる、Webを成すあれです。程度の差はあれ、要するにそういうことをやります。最後にTeX(テフ)という、PDF組版の文章を錬成する言語を軽くやって終了です。

 毎回授業課題の提出があり授業内に終わらないと1週間で片付けないといけないので、自分のパソコンがあってリモート操作できると便利かなぁとは思います。必須ではないけどね。このあたりの話は、需要があればまた別でします。

 以下参考画像。

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TeXを書いてるとこ

情報工学概論:金5

 情報工学科の教授が毎週一人ずつ、自分の専門について語ります。ひとしきり話を聞いた後、それぞれの課題を提出して終わりです(テーマは指定されるが大体感想文)。何となく自分の興味を見つけておけると、今後の勉強につながってくるかもしれません。

 

~般教編~

教養概論:水5

 教養科が毎週ある人を呼んできて、その人の話を聞いてレポートを出すだけの簡単なお仕事。回によって当たり外れはありますが、面白い話もありますし、何よりこの講義は1年前期しか取れません。なのでよほどのことがない限り取るのをお勧めします。これはガイダンスでも担当教員から言われると思いますが…

 

経済学:木2

 教授がスライドを使っていろいろ喋ります。内容は恐らく易しい範囲に終始していると思います。計算式も経済学部が扱うような複雑なものはやりません。用語もいろいろ出てきますので、僕みたいに興味がある人は取ってもいいと思います。楽でも難しくも無い印象ですね。教科書はありますが、内容はそこまで準拠していないようです。理解の手助けくらいにはなると思います。

 

心理学:木3

 詳しい内容はここではあまり書けませんが、ざっくり言うと「人間は普段周りの環境をどう認識しているか」という内容を心理学的アプローチから探っていきます。日常的な議論から踏み込んだ講義が展開され、関西風の教授の話の運びも相まって人気の授業な気がします。抽選があったかは忘れました(多分あった)。

 講義スライドはありますが、自分のノートをしっかり取っておくと後々役立つと思います。

 

比較文化論:金3

 オペラを題材に、その演出や表現内容、時代背景などについて考えます。期末評価は実際に劇場でオペラを見てレポートを書く、です。今学期はどうなるかわかりませんが…

 80分近く映像を見続けるのは結構体力が要るもの(シラバスにそう書いてある)ですが、授業態度がしっかりしていればAは来ます。逆に言うと...…?

 

ここから先は僕は取ってないので又聞きです。

 

文化人類学:月4

 比較文化論と同じ教授の講義です。内容はよく知らないです。

 

健康スポーツ:月4など

 要するに体育です。受講には前期初回のガイダンスへの参加が必須で、これに出ないと後期の体育も取れません。出席すればまずSが来るのでGPA的には美味しく、抽選は必至です。ただし1単位しかもらえません。単位数に関しては後述。アルファベットの違いは扱う種目の違いです。休みにはスキーとかの集中講義もあります。詳しくは新学期ガイダンスで。

 

教養セミナー:月4など

 内容はよく知りません。夏休み中の集中講義ver.も去年はあったみたいですが今年はどうなるやら。

 

芸術:木1

 普段は座学で、期末評価は美術館に足を運んでレポート、です。1限に来るのが苦じゃなければ取り得かも。

 

論理学:木2

 先述の通り、離散数学と似てるのでi科は無理に取らなくていいと思います。僕の代はむしろみんなこれを取ってましたが......

 

科学論:木3、科学史:金3

 内容としては結構重いらしいです。本気でサイエンスしたい人くらいじゃないと厳しいかな?

 

単位数について

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情報工学科卒業要件

 これはCLASSから引っ張ってきた画像です。卒業には128単位必要で、1年間に49単位まで取得できます(例外あり)。

 講義は基本的に1つ2単位で、英語と体育、数学演習は1単位、離散数学は3単位です。

 僕は般教を前期に5つ、後期に1つ取ってフル単して48単位です。i科は後期木曜日に全休を作れることを考えると、前期に寄せるのが丸いですかね。 

 

~04/08 19:55 追記~

 履修期間についてですが、期間中の1週間はどの般教も自由に参加でき、そこで取りたい講義を決めつつCLASSに登録します。定員を超えれば抽選になり、あぶれればその講義は当然取れません。初回はどこもガイダンス的なことをやってるので、少しでも興味がある講義は気軽に覗いてみてはいかがでしょうか。

さいごに

  お節介かもしれませんが、軽くまとめてみました。質問等はTwitterまでお気軽にどうぞ。感染対策で後手後手の対応が行われる中、在校生としてもできる情報共有はしていきたいと思っています。Twitterやってるかやってないかで情報格差ができてしまうのはあまり好ましくないからね。

 それでは。